全体の総評 ■川本審査委員長

総評

全体的に見ると作品のレベルは高いと思います。最近のデジタルカメラは写り過ぎといわれていますが、今回受賞された作品の多くは、中間調の色環表現がよく、特に海岸線の風景は素晴らしいものがありました。これぞ浜田という力強さを見せた作品が多く見られ、それぞれが努力されたあとが姿形を変えてみることが出来ました。何れにしても、このような形のコンテストは最近多くなりましたが、質感の描写にも優れた作品が多く見られました。

■竹本審査委員（一次審査審査委員）

一次審査総評

一次審査を担当し、今回も非常に良い作品が集まったと感心しました。
審査のポイントとして重視したことは、写真にドラマがあるかどうかです。観賞する人の心に感動を与える作品となるには、綺麗なのはもちろん、写真のにドラマがあることが重要で、写真の題名も重要な要素になります。少しの工夫で良くなる作品が多々あるので、参考にしてみてください。

グランプリ（アルアル 波波)
撮影者：村重大吾 さん

逆光の中で、シルエットに表現されているサーファーの姿が印象的な画面となりました。加えて石見の海の青さと砂が、画面全体を効果的に見せています。シャッターチャンスもよく、背景に見える二人の人も相乗効果をあげており、審査の過程でも文句のないグランプリ作品となりました。おめでとうございます。